小学校 2年生から受験塾に通い、私立の中高一貫校を目指してきた息子。
しかし、成績はぱっとせず、6年生スタート直前のテストでは、算数の偏差値が 35。
塾の成績順クラスも、当然最下位クラス。
そんな息子が、1年後の合格を目指して、走り出します。
中学受験とは
公立の中学校しか選択肢がなかった私。都市部以外で生まれ育った親御さんは、これが普通のことだと思います。
もちろん、中学受験は経験していないし、高校受験だって、しっかりと学校の授業を聞いていれば、それなりのレベルの学校に入学できて、大学受験で初めて受験の厳しさを体験したという皆さんが多いのではないかと思います。
親が未体験の中学受験に、子供は挑戦しています。
あなたは、小学校 6年生の 4月に何をしていましたか?
私は、野球と、マンガ、週に一回英会話教室。勉強は学校の宿題だけ。
模擬試験とか、偏差値なんて言う言葉はもちろん知りませんでした。
だから、正直、息子にアドバイスもできないのです。
中学受験は、親の受験とも言われています。
家庭学習のスケジューリング、課題のコピーから、学校説明会の登録など、11歳の子供にはできないことを、サポートしていかなければなりません。遊び盛りの子供を勉強に集中させるのも一苦労。親の方が先に参ってしまいそうな、それが中学受験。
私自身は、中学受験する必要はないって当初は考えていました。
しかし、どんなに成績が悪くても、くじけずに、楽しんで塾に通う息子を見て、今はしっかりサポートしていきたいって思っています。
受験塾のカリキュラム
息子が通う受験塾のお話ですが、おそらく他塾も基本的には同じかと思います。
まず、前提として、学校の授業をしっかり聞いて、よい成績を残していても、私立中学の入試で合格することは難しい。
とてもおかしな話だと思いますがこれが現実です。
もちろん、漢字などは、小学校 6年間で学ぶ漢字が出題されるのですが、より深い読解力が求められる文章問題、算数に関しては、いわゆる受験算数の世界が確立されていて、それに基づいて塾のカリキュラムが組まれています。
そして、塾のカリキュラムでは、5年生が終わるまでに、一通り、全教科の出題範囲とされる内容が完了します。
そう、6年生は、今までやってきたことを、何度も繰り返すこと、そして複合問題など、より深い応用問題に取り組むのです。
えっ?って私も思いましたが、大学入試とは違うのです。小学6年生の受験のためのカリキュラムなのです。
親が口を出すのではなく、受験塾の経験と、実績にお任せする。
それが合格への最短ルートなのです。
偏差値 35からのスタート
6年生がスタートし、受験まで、300日を切りました。
果たして、間に合うのだろうか?
確かなのは、立ち止まってはいられないと言うこと。そして、中学受験はやり直しはきかないっていうこと。
3月の春期講習期間から、家庭ではとにかく、苦手教科、算数の基礎固めに力を注いできました。
家庭用複合機は悲鳴を上げていますが、基礎問題を繰り返し解く日々。
国語は、漢字を正確に書くことと、ことわざや熟語を繰り返し定着させています。
算数、国語は、配点も高い学校が多いので、正答率が高い問題を取りこぼさないための対策です。
理科、社会は、塾の勉強の復習をきっちりやっておいてくれれば、あとは最後の踏ん張りでなんとかなるかなと期待しています。
そして、4月最初のテストで、算数の偏差値が、42まで伸びてくれました。
なんと、4年生の春以来。
苦難の道であることは間違いありませんが、ゴール目指して息子をサポート!
そして、その課程をしっかり発信していきます。